野うさぎチモ実の健康録

健康・ダイエット・アウトドア・日々思うことを書いていきます。

パンツ1枚で追いかけて来てくれた父の愛情

今週のお題「おとうさん」

 

私の父は、クレーン車で家を建てる仕事をしています。

ご存知の方も多いと思いますが、職人さんは、気質が荒い方が多い傾向にあります。

私の父も「the 職人気質」で、普通の人よりも気質が荒いように感じます。

 

さかのぼること15年前。

私が高校生の頃、まさに反抗期まっしぐらでした。

 

 

ある日の夜、時刻は夜の22時。

 

家出しようと、チマチマ貯めたアルバイトの給料を握りしめ、そっと玄関を出て駅に向かって歩き出しました。

 

 

いつも、あれこれうるさい両親から免れることができた開放感に浸り、友達に連絡をしていると、後ろから誰かが近づいてきます。

 

 

思わず、怖くなって走りました。

 

すると、後ろからくる「何か」も、走っているような足音がするのです。

 

恐怖から変な汗が吹き出し、急いではいていたサンダルを脱ぎ手に持ち、素足で植えたばかりの田んぼの中に入りました。

 

田んぼの中なら「後ろからくる「何か」も困るに違いない」と…

 

しかし、その「何か」も田んぼの入ってきました。

 

私は震えながら、ざぶざぶと田んぼを走りぬけていると、なにやら声がします。

 

 

 

耳を澄ますと「チモ…みぃ!!まってくれぇ!」と聞き慣れた声が聞こえてきました。

 

田んぼから脱出すると、その「何か」ももっと近くに来てはっきりと声が聞こえます。

 

「待ってくれ、お父さんパンツ1枚で追いかけてきちゃったんだ。頼む!!」

 

普段気性の荒い父の、全く違う一面を初めて見た瞬間でした。

 

 

その声で、父だと気が付き立ち止まっていると、息を切らして父は続けて言いました。

 

「なんで田んぼなんだよ!足が大変だこりゃ・・・!農家も困るだろう!」

 

二人共、どろどろになった足で家にかえりました。

 

翌日、父と農家に謝罪をしにいくと、こっぴどく叱られ、反抗期もその日を最後に終わりました。

 

 

 

 

今、私は実家から少し離れた場所で暮らしています。

 

父に会いたいあまり、毎週会いにいき「しつこい」と嫌がられていますが、毎週、家族みんなで楽しく過ごしています。

 

お父さん、あの時はごめんね、そしてありがとう。

 

いつもありがとう。

 

これからもよろしくね。

 

 

今週のお題が「お父さん」ということで、記事を書かせていただきました。

書いていて、過去を思い出すせいか、ちょっとじんわりきてしまいますね。

時々、こんな気持ちになる時間は、とても大切ですね。

 

父への気持ちを書く場所をくれた、はてなブログさんに感謝しております。

ありがとうございました。